ちょっとずつ死ぬ

人っていうのは、
ちょっとずつ死にながら、
ちょっとずつ生まれているんだなぁ、
とおもう。
この一瞬一瞬のあいだに、
たくさんの人が命がこの世を去り、
たくさんの人の命がこの世に現れている。
ひとりの人間をみてみても、
細胞は消滅と再生を繰り返している。
ひとときも休むことなくだ。
ぼーっとしてても、
人は変化している。
そんなことを考えていたら、
気持ちがわりと軽くなる。
「ていうか、わたし事務とか向いてないし!」
と、ひとりで勝手に逆ギレしてみたり。
夜明けはもうすぐそこだ。
ラジオのDJのおねえさんの、
喋り方が気にくわない。
時々ひとりではしゃぎだす感じとか。
やたらと英語の発音いい感じとか。
それが逆に妙にダサくて、
本人気付いてない感じとか。
でも聴いちゃうんだよな。
ラジオのDJという仕事は、
向いていたらなかなか楽しそうだと思った。