2012-01-01から1年間の記事一覧

ハナレバナレ

猫がはなればなれになった。 猫ははなればなれだけど、 猫たちはそれぞれそれなりに楽しそうに暮らしている。 私たちもきっとそう。 別々の場所で別々の生活をしている。 それでいい。 夢の中や、 歯を磨いているとき、 ご飯を食べているとき、 車を運転して…

うごめく力

人にはやらなきゃいけないことっていうものがある。 本当はそんなものはないと信じたいのだけど、 どう考えてもここで逃げてはいけないな、 というものがある。 それは人生の時期や波によって人それぞれである。 逃げてはいけないものだと判断した場合、 き…

魔法使い

とある町に女の子がいる。 女の子は本当は100年に1度に現れる最強の魔法使い。 でも女の子は魔法が使えない。 遠い昔に悪い魔女に魔法を封印されてしまっていた。 女の子の魔法を解き放つのは、 遠い町に住んでいる魔法使いの男の子しかいない。 男の子は女…

星のことば

人は自分の立場からしか物事を語れないし、 やはり自分にとって都合のいいことだけを語り主張する。 それを繰り返して、 私たちは侵略したり、侵略されたり、 滅ぼしたり、滅ぼされたりしながら歴史を積み重ねてきた。 私たちは滅ぶ。 人間の意思ではなく、…

シンクロ

エヴァンゲリオンの漫画を読んだ。 私が最初にエヴァを読んだのは、中学一年生の頃、 ちょうど主人公である碇シンジと同じくらいの歳の頃である。 三巻ぐらいを読んで、 私はその後を追っていない。 なぜ追おうとしなかったのか。 自分でもよくわからない。 …

みたされる

不思議なことに満たされている。 私は満たされなくて困っていた。 「あれも欲しいこれも欲しい」 ジタバタとせわしなくずっと何かを求めていた。 何が欲しいのかもわからない。 ただ足りていない気がして、 手を伸ばして、必死になにかを追いかけていた。 で…

恋と宗教

ふとした瞬間に入ってきた音楽に、 ずるずるずるっと魂を丸ごと持っていかれたりするもので、 その瞬間に、くるくると色々な景色が見えて、 この世のひとつの回答が頭の中にストンと入ってきて、 「ああ、こんな風な気分で死んでいきたいな」 なんて思うこと…

子猫がみる夢

膝の上で2匹の子猫が戯れて、 寝つくまでの一部始終を2時間ぐらい観察した。 一匹は完全に安心し切って寝ている。 もう一匹は少し警戒していてなかなか寝ない。 それでも安心はしているらしく喉はずっとゴロゴロと鳴らしている。 やがてうとうとしだして、…

ネジを抜く

思考の深くに潜って、 地球の反対側にいく。 そしたら大事なネジをそーっとぬく。 それはこっそりと実行される。 誰も気が付かないうちに、 ネジは抜かれ、 ここって時に重大な事柄が実行されなくなる。 そういうことをしたい。 表面上は冴えない人が、 本当…

人生通過待ち

たくさんの物語がある。 たくさんの物語が始まり、 たくさんの物語が終わる。 そういうものなのかもしれない。 言葉は物語を伝えていく。 物語から人々は力を得る。 人間を知る。 人の物語を生きて、 自分の物語に帰ってく。 私はたくさんの物語を知っている…

大東亜共栄圏

最近は久しぶりに工場で働いている。 工場で働くとどこかモードが変わる。 人々が遠くなり、孤独になって、ひどく寂しく、 しかし懐かしい場所に戻ってきた気分がする。 深く深くに潜れる気になる。 体は疲れるが、頭は研ぎすまされる。 どうやら体が疲れる…

生ぬるい日々にさようなら

世の中は物が溢れている。 人々は物にお金をつぎ込んでいる。 私たちは知らず知らずのうちに誤摩化されている。 私たちのエネルギーは、いつの間にか、物にすり替えられていく。 あれが必要、これが必要、 あれが欲しい、これも欲しい。 田舎育ちの、純朴な…

ともだちをまっている

大きなうねりがきている。 年末に向けて大きな力が働いている。 ただ日々を、懸命に生き切ることに集中することになるだろう。 新しい時代はもうすぐそこまできている。 来年になったら新しい自分になっているかもしれない。 それぐらいに大きな転換期はすぐ…

腐る

くさるくさる腐る。 そこかしこから死臭がする。 自分の体かな、と一日に何回もにおいを嗅ぐ。 くさるくさる腐る。 もう色々なところが腐っている。 腐敗が迫っている。 私を飲み込もうと狙っている。 試しに飲み込まれてみる。 私は腐らない。 私は腐敗の中…

少年少女

「少年の君に月のかけらをあげたい 少女の君に優しい音を届けたい」 じっと聞き耳をたてている。 君のことをきちんとわかるように。 君の仕草やそういうことに注意を払って見ている。 最近は「美しい人はそこかしこにいる。」 というモードで、 君たちはどん…

こんがらがった世界

こんがらがった世界で、 がんじがらめになって、 ひとりで、 「うむむ」 なんて言って、 むずかしいことで頭いっぱいにしていた私を、 単純にしてくれた、 あの人は、わたしにとって、 とても大切な人。 見えないロープで、 ぐるぐる巻きになって、 息をする…

旅をする

旅をする。 心は旅をする。 たくさんのことを知る。 色々な人の心を旅をする。 人の心に入り込む。 広大な宇宙原。 泳ぐの。人は海だから。 私は自由になるの。 ざばざばと、お互いの海で遊ぶの。 色々なことを発見したり、 当たり前の事を思ったり、 新鮮な…

伝えたい人

伝えたい人がいるから心を表現しようとするの。 たったひとりの、その人の為に、心を裸にして、 そのままを、この世界に表そうとするの。 とても簡単なこと。 たったひとりの、その人に見つけてもらう為に、 心を表すの。 私はこんなことを考えている人で、 …

imagination

「世の中どんだけ不況になろうが、戦争が起きようが、我関せずの姿勢を貫き、 全く違う世界を夢見続け、創作し続ける人間は、変人扱いされ、 罵倒もされるかもしれないけれど、この世で最も平和的な存在である事を忘れてはならない。」 私たちがこの世のあり…

まどろむ世界

酒場がけっこう好きだ。 酔っぱらった人達が、 ペラペラと勝手気ままに自分を解放して、 楽しそうに喋ってる様子を眺めるのが好きだ。 ということを思い出した。 学生の頃、神保町のイタリアンのお店でアルバイトしていた。 カウンターがあって、バーテンさ…

小学校の保健室

宇宙は膨張する。 ぐんぐんと大きくなり、無限の空間へ飛び出る。 世界は全くの同時にそこにある。 ただ、どの世界が自分の中を強く通過するのかという違い。 ただそれだけで、 ほんとうは全くの同時にそこにある。 私の世界では日々世界が流転する。 なにか…

大きくて真っ黒い力

オザケンのアレを見てからというものの、 原発問題にそれほどの関心が向かなくなった。 周囲の反応も結構そんな感じのような気がする。 やっぱり原発問題は軍事問題だったんだ、 というのがはっきりと見えた。 一般庶民が手を出せない世界。 遠い遠い世界の…

ぐるっと一周

最近は色々なことが一周したなーと。 まぁ、そんなことは錯覚で、 ただの今の気分に過ぎないのかもしれないのだけど、 そんなことを感じている。 小難しいことや暗いことを考えていたって仕方がない。 しかし小難しいことや暗いことに、 どうしても心が引っ…

緑と黄金

私の原風景について思った。 それは多分、 田んぼの緑と、太陽の黄金、 なんだと思った。 田舎の田んぼが広がる、 どこにでもあるその風景に、 ふるさとをみる。 それは魂のふるさと。 ふるさとで天国。 黄金色に輝く太陽が、 田んぼの緑を照らし出す。 それ…

ふとした瞬間に入り込むもの

人と会うとその人の世界が入り込む。 ぐるん、って。 反転する。 人は人に会って色々な影響を与えている。 良い事も悪い事も、 全部伝わっていく。 そんな風に私たちはいつも影響を与えあっている。 ネットは人間の生態系を壊しているのかもしれない、 と思…

とけない魔法

世界の仕組みが少しわかった気がした。 「ははーん、なるほどね、そういうことね。」って、 独りでニンマリする。 わかると心が静まる。 わからないから心が暴れているんだと思った。 「わたしをもっと知って!」 って、見つけてもらいたがってる。 そういう…

キレイもキタナイも全部

「嫌い」と思うのは悪いことだと思っていた。 どんな悪人にもはいくつか良いところがあって、 環境とか、そういうので、しょうがなくそうなった。 だから、むやみに「嫌い」だとか「悪い」だとか、 決めつけてはいけない。 というのを信じていた。 でも、ほ…

軽蔑

「軽蔑するってこういうことか」と、 最近その言葉が実感を伴ってやってきました。 他に言葉が実感を伴ってやってきたことと言えば、 「自分というものはない」という言葉。 これまで何度も思ったのですが、 よりリアルに深く濃く私のところにやってきました…

孤独→不快→馬鹿

最近はよしもとばななを読みまくっていて、 もうかつてないほどに、文章の中の住み心地がよくて、 これはほとんど依存と言っていい。 なんで本を読むかというと、自由になりたいからだ。 表現はなんでも、自由になる為にあるべきだ。 だから音楽も聴くし、絵…

透明なそれ

言葉にならない透明なそれ。 透明なそれが、私をキーボードに向わせる。 何かを出そうとする。 狂おしいほどの、気持ちの中で、 それはなんだろう、と一人考え込む。 愛? 狂おしいのだ。 もう、いつ狂ってしまってもいいぐらい、 それを見つめていると、ど…