2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日は進富座で「ヒミズ」を観た。 園子温監督の映画を初めて映画館で観た。 震災の絶望感と、一人の青年の絶望感をリンクさせ、 ズタボロの暗黒の世界を彷徨い、 そっから這い上がらせようという作品。 「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」を経てみると、 素…
私はわりと「自分」というものの感覚が薄い。 薄いから、すぐに他人の感覚によってしまう。 他人の感覚によると自分の感覚が消える。 私はよく他人になる。 他人の「物語」や「音楽」によって引っ張られると、 私は「不安」になる。 私は多分「音楽」ができ…
最近ふとしたことで泣く。 「こんなところで泣くんだ、自分」 と、自分に驚くことが多いのだけど、 例えば、最近では母親の昔話で泣いた。 これと言って、悲しい話しではない。 ただ母親が子供の頃の家の様子を突然滔々と語ってくるだけなのだけど、 それを…
ASA-CHANGの「民族音楽 奥の細道 in 伊勢」が無事終了した。 予想していたよりも多くの人たちに来てもらえた。 それが本当によかった。 これは前々から思っていたのだけど、 「ASA-CHANGは正しいなー」と思う。 その正しさは多くの人々を切ってしまう、 そう…
昔からの分裂気味の体質に具体的な形を与えてみた。 それが、黒い蛇と白い猫。 私は二つの生き物を心の中で飼っている。 どちらも死なない。 いつも私の中に住んでいいて、 私が死んだら二つも死ぬ。 もしかしたら私が死ぬのと同時に、 黒い蛇と白い猫だけ私…
なんでも主流ってモノがある。 例えば東京で流行ってるものが世の中の主流だったりする。 何年か遅れて地方にやってくる。 この街にもやっとスタバもやってきた。 「スタバだ、スタバだ」とワイワイする。 主流以外に発生するものがある。 それが主流に勝る…
毎週水曜日に配信される都築響一さんのメールマガジン、 「ROADSIDER'S weekly」が楽しみで仕方がない。 毎回内容がめちゃくちゃ濃くてワクワクしている。 今回は「いちばん近くて遠い街 釜山逍遙 前編」と、 「田原総一郎 x 三上寛 ドキュメンタリーの原初…
最近「さみしい」という感覚が随分薄くなってきた。 全然さみしくない。 こう書くと強がってるみたいでなんか嫌なのだけど、 本当にさみしくないのである。 かえって誰かと居るときの方がさみしくなる。 相手のさみしさが乗り移ってくるときもあるし、 考え…