2011-01-01から1年間の記事一覧

世界は繋がっている

珍しく好意を持っている異性が近づいてきたかと思うと、 夜道に突然男に襲われたり(無傷)、 急に世界が捻曲がり、妙な世界に入り込んでしまったようだ。 そんな変な年末。 全然平気だけど、平気じゃないような、 そんな複雑な気持ちを抱えたまま、 ひょう…

変な一日

好きでもない人に好きだと思われるってなんだかとても居心地が悪い。 しかし人の「好き」という気持ちは誰にも止められないのであり、 それはその人の大いなる表現活動の一種なのだろうけど、 やはり、ははは、と苦笑いするかんじになってしまう。人には千差…

男どき女どき

向田邦子全集の新版11巻をなんとなく借りた。 その中の「反芻旅行」というタイトルのエッセイが素晴らしかった。 恋も旅も終わったあとに反芻するのが一番楽しいと。 それは確かにそうかもしれない。 たくさんのことを経験して、振り返る時間があるから楽し…

役に立たない日々

こないだ映画館で源氏物語を観た。 生田斗真が主演の映画。 源氏物語はいつか読もうと思ってずっと読めていない作品だ。 「あれはエロ小説だ」とか色々とマイナスの意見も聞いたけど、 以前、河合隼雄氏の「紫マンダラ」とかいう源氏物語の解説本みたいなの…

暗闇の中でじっと待つ

これから厳しい冬だというのに、 先月チューリップの球根を植えたプランターから緑の芽がちょこんと顔を覗かせている。 その健気な様子がかわいくて愛おしい。 心がそわそわしている。 私はいつもそわそわしていて落ち着きが無い。 ああでもないこうでもない…

ヘロヘロになって神様を恨む

詩を読むのに適したところを探している。 詩を読むのに適したところは穏やかに流れる川のほとり。 太陽ではなく月光が好ましい。 満月の夜、わたしは窓を開け放して、月の光で詩を読む。 すると詩はするすると体の中に入ってきて溶けていく。 言葉そのものに…

apple

友部正人さんのライブをみた。 今までに何度かみているけれど、 今回のライブがとても心に入ってきた。 CDも買ったし、本も買って、寝る前に詩を読んだりしている。 なんとなく、わたしも歳をとったということなのだろう、 と思っている。 本棚を整理してい…

最近思い出したところ

私はものすごく影響をうけやすい体質で、 産まれてきて、母親の考え方、父親の考え方、 を尊重して、私は、私である事を諦めるというか、 押し殺してしまった瞬間というのがあって、 でも、本当はそうじゃなかったんだって気がついた時、 闇がやってくる。 …

さなぎの夜

人にはなんでもないことかもしれないが、 見る人が見ると、とんでもない事をもたらされる、 というのがある。 傷つくというか、安らぐというか、 そういうものが同時に二つ落ちてきた。 その二つは反発し合い、やがて混ざり合い、奇妙な心の景色を見せた。 …

停滞する世界

世界が停滞すると焦る。 何も見えず、何も感じず、ただそこに居る。 その状態ほど苦痛なものはないのかもしれない、と思ったのだけど、 本当はそれはすごく自由な時間で、何かが始まる前の静けさなのかもしれないので、 何も焦る必要なんてないのかもしれな…

ほしめぐりのうた

「星めぐりの歌」 作詞作曲・宮沢賢治 あかいめだまの さそり ひろげたわしの つばさ あをいめだまの 小いぬ ひかりのへびの とぐろ オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす アンドロメダの くもは さかなのくちの かたち 大ぐまのあしを きたに いつ…

いつくしむちから

クラムボンの次に紹介するもんではないけれど、友達に教えてもらった 伊集院光の「深夜の馬鹿力」伊集院夫婦のお伊勢参りの話しの回。 おもしろいー。 伊勢うどんは讃岐うどんの真逆って見事な表現。 伊勢うどんはウイダーインゼリーだって言ってる人もいた…

こいわずらい

なんとなく、にっちもさっちもいかない気持ちになって、 「うわーーーーーー」っと叫ぶなにかが私の頭の中やってきて、 まずいまずいまずいまずい、となったときに、 ふと目に留まったのが部屋の床に置いてあった、 最近なんとなく友達に借りたクラムボンの…

すきのきもち

嫌いになったり、別れたりする理由として、 相手が自分の思い通りにならなかったり、 相手にひどく傷つけられたり、 考えが一致しなかったりすると、 私たちは相手から遠ざかりたくなる。 いくら気があったと思って一緒になったとしても、 結局のところ別の…

ゾロ目の日

サケノメーサカモトー ということで、11月11日に東京いきます。 日帰り弾丸ツアー。 夜行バスで行って夜行バスで帰る貧乏旅行。 ハラカミさんのプラネタリウムを観たり、 「白痴」の舞台を観に行ったりする。 誰にも会う予定は無い。 一人で行きたいところに…

君が誰かの彼女になりくさっても

最近は洗い物や洗濯物を干したりしていたら、 星野源の「日常」という曲を鼻歌で歌っていたのだけど、 昨日からは奇妙礼太郎という人の、 「君が誰かの彼女になりくさっても」という曲が流れています。 この曲の何がいいって、まずタイトルの、 「なりくさっ…

なくしたもの

とても大事にしていたネックレスをなくしてしまい落ち込んでいる。 道で落としたとして、誰かに踏まれたり、蹴られたり、 ドブに落ちたりしていたらとても可哀想だと思う。 誰かが拾って大切にしてくれていることを願う。 大切にしているものを無くして、 東…

思考のドラッグ

パンジーやビオラやチューリップの球根やらを大量に買った。 夏に朝顔を育てていたプランターを利用して、 秋、冬、春と違う花を育ててみようという試みだ。 ホームセンターの園芸コーナーは行けば行くほど楽しい。 平日の昼間はだいたいお年寄りがウロウロ…

静かな沼

時々、思考が勝手にうねうねと動き出して世界を見せてくる。 無性に不安になる。 胸がドキドキする。 私はいつまでたっても不安だろう。 船乗りの夫の帰りを待つ妻のように。 私の目の前に居なければ、それは居ないこと同じだ。 とはいえ、声を聞けば済むと…

ブルーベリージャム

昨日行ったお店で遠野産のブルーベリージャムを買おうかどうか迷っていた。 でも、なんとなく買わなかった。 そしたら、お昼にやってきた大工さんが、 ブルーベリージャムを二瓶もってやってきた。 ものすごくラッキーだと思った。 そんなささやかなラッキー…

猫遊戯

今朝、兄と母と3人で話しをしている中で、 「あんたはいつも猫と遊んでるだけじゃない」というようなことを、 母から言われ、 「なるほど、母にはそんな印象だったのか」 と悲しいような、嬉しいような変な気持ちになった。 確かに私は日々猫と暮らし、猫を…

アラサー女子のカジュアルな信仰

以前、某編集者に与えられたテーマが、 「アラサー女子のカジュアルな信仰」だ。 私はちっとも書けなかった。 しょうがなく書いたけど全然おもしろくなかったし、 某編集者から連絡もない。 そりゃあつまらない文章だったから仕方が無い。 最近そのテーマに…

受け入れる、ということ

「受け入れる」ということ。 全ては「受け入れる」ために存在しているのかもしれない、とおもう。 到底受け入れることができない現実は、 いずれ受け入れるためにある。 受け入れることによって、人は大きくなる。 今は受け入れられないようなことも、 私た…

クラゲ

言葉を持たず、ただ浮遊するモノになりたい。 感情を持たず、ただ漂うモノになりたい。 私は楽をしたい。 全ての葛藤を手放したい。 暖かい光に包まれていたい。 もと居た場所に戻りたい。 考えたくない。 理解はできない。一生。 理解は幻想。 誰とも交わる…

いま、地方で生きるということ

西村佳哲著「いま、地方で生きるということ」を読む。 東北での震災をきっかけに地元に戻ってくる人、 ボランティアを通じて東北で暮らしだす人、 東京から出て行く人、九州、屋久島での暮らす人々の話し。 有能な若者は都市に出て行く。 私も一度大学進学の…

怨念

よしもとばななの9月5日の日記を読む。 人々のトラウマの話しと、ゾンビの話し。 思い切り悲しい作品を読んで泣いたほうがいいとのことだった。 ゾンビの話しは、最近読んだ、 花沢健吾氏の「アイアムアヒーロー」ととてもよく似ていた。 ゾンビは人間が想像…

睡眠の効能

珍しく遅くまで起きて、寝て、 がっつり生々しい夢をみて、 嫌な感じで目が覚める。 ミキサーでバナナジュースを作って、 チョコレートが入ったパンで朝ご飯を食べる。 台風情報を横目に、母親が観ている韓国ドラマを一緒にみて、 新聞に目を通し、コーヒー…

愛の分量

私は人から愛された量を覚えていて、 それを返さなくてはいけないと無意識のうちに心が動く。 以前、他人のものすごい心の景色というか、 好きなものに対するエネルギーの注ぎ方や熱量のようなものを、 見て、触れてしまって、 それを忘れることが出来ずに現…

こんがらがったものたち

りんご音楽祭たのしかった。 たのしかったけど「もや」としたところに、 なんとなく精神がフューチャーしています。 ま、そんなことはホントにどうでもいいことなんだけどね。 自分を磨く事が上手な人と下手な人がいるとおもう。 そのコツを掴んだ人がどんど…

人って菌みたいなものなのかもしれない。 ありとあらゆる宗教も、 資本主義ってやつも、社会主義ってやつも、共産主義ってやつも。 全部、菌。 思考の菌。 音楽も、文章も、菌。 じわりと他人の脳みそを支配する、菌。 恋は菌の化学反応。 人類の発見。新し…