受け入れる、ということ

「受け入れる」ということ。
全ては「受け入れる」ために存在しているのかもしれない、とおもう。
到底受け入れることができない現実は、
いずれ受け入れるためにある。
受け入れることによって、人は大きくなる。
今は受け入れられないようなことも、
私たちは受け入れるしかなくなる。
受け入れる為に、たくさんのことをやらなくちゃいけない。
手当り次第に試して、もがいて、
私たちは少しずつ受け入れる。


しようとしてたことが出来なくなって、
置いてけぼりになって、
それがどれほど寂しくて辛くて痛いことなのか、
私は本人ではないからわからない。
どうしてそんな運命に巻き込まれてしまったのかもわからない。
なんにも解らないし、なんにも出来ない。
家に帰るまでの車の中とベッドの中とお風呂で泣いたぐらいだ。


暗闇の中で死にそうになった私たちは光を探す。
そんな時救われるのは小さくて消えそうな光だろう。
小さくてもそれは暖かく感じられるし、
光のほんとうの温もりを知るだろう。


人生が動き出す。
そのときの躍動を求めてぼくは行く。