君が誰かの彼女になりくさっても

最近は洗い物や洗濯物を干したりしていたら、
星野源「日常」という曲を鼻歌で歌っていたのだけど、
昨日からは奇妙礼太郎という人の、
「君が誰かの彼女になりくさっても」という曲が流れています。
この曲の何がいいって、まずタイトルの、
「なりくさっても」という部分がかわいいと思う。
いじけた感じがいい。
歌ってる内容はいたってストレートで、
今まで多くのシンガーソングライターに使い古されたテーマなのだけど、
ものすごく新鮮に、新しく入ってきた。


「好き」という純粋な気持ち。
離れてしまっても、それでも「好き」なんだよ、
っていう気持ち。
捨てたくても捨てられない気持ち。
すごく丁寧に、丁寧に、
音に言葉にしてあると思います。
何度も何度もリフレインする、
「ずっと ずっと 君が好き
 誰かの彼女になりくさっても」
という言葉。
馬鹿みたいに単純でストレートで、
ものすごくダサくなりそうなところを、
奇妙礼太郎という人は、
本当に美しく丁寧に歌い上げていて、
類い稀な才能に拍手。


君の未来に僕はいない
僕の未来に君はいない
さようなら
ずっとさようなら
ありがとう
全部ありがとう


あー切なっ。