さよなら2月

2010年も2ヵ月が経過した。
結構人はこういうとき、
「はやいなー」なんて言うのがお決まりで、
私なんかも「はやいよねー」なんて返すんだけど、
実は大して早いと感じていなかったりする。
「まだ2月か。早く桜咲かないかな。」が本音。
自分が27歳というのも、
まぁ、別にそんなものか、という感じで、
特に焦っていない。なぜだか。
のん気なのか、なんなのか。
年齢とか歳月とかをよく考えると、どうでもいい気がしないでもない。
つまり、ひとりの人間の一生なんて、
宇宙の始まりとか、地球の始まりを考えると、
ほとんどミジンコ並みの命であって、
(もちろんミジンコはミジンコで立派に生きてるけども)
手塚治虫の『火の鳥』じゃないけど、
繰り返し繰り返し同じ葛藤をして、
ただ次へと繋ぐひとつの鎖なのであって、
とにかく、単なるひとつの煩悩で欲望の塊なのだ。
みんな同じで、みんなバラバラ。
そういう風に世界を眺めたときに、
それなりの生き方みたいなものがある気がしないでもない。
のん気に暮らすことを命懸けにしたいと
何度も思うのだけど、やはり心と呼ばれるものには波があり、
毎日違う風景を見せてくるし、周囲で起こる事象に引っ張られるし、
胸で誓ったことは次の瞬間忘れてしまうし、
なにやら情報が勝手に入り込んでくるしで、なかなか難しいのだ。
しかしそれは、意思が弱い、というだけで、
結局のところ、世界をものにする為には、
意思の力が重要な気がしている。
来月は、のん気さと誠実さをテーマに生きてみたいと思う。
どうでもいいけれど、
とんちんのパンと、サラダと、ゆで卵と、グレープフルーツジュースを、
毎朝食べて生きていけたら、
それだけで満たされることに気が付く。
そういう時、私は女の子だから、
そんな風に女の子らしく、ささやかな日々の幸せを見つけて、
ニコニコしながら生きていかなくちゃな、
と思ったりもする。
それさえ出来ていたら女の子として100点だと思うのだ。
そういうことも意識して3月を過ごしてみることにしよう。
と、決めてもすぐに忘れてしまうんだけど。
この忘れっぽさが悪いところでもあり良いところでもあるのだろう。