三巴戦

昨日は快晴。
風もさわやかに吹いて、初夏といった塩梅。
素敵な1日を過ごしました。
◎20日(火曜日)
お母さんをリハビリに連れていく。
お母さんは毎週火曜日はリハビリにいく。
いつもお兄ちゃんが連れて行くのだけど、
用事があったので私が代りに行った。
病院の駐車場はいつも満タン。
そういう様を見るだけで気分は憂鬱になる。
そんな事で憂鬱になってはいかんと、
現実と自分の心に一線を引いて、鈍感で無感動な自分を
自分の中に作る。そのフィルターを通して世の中を眺めれば、
こわい事なんかなにひとつない気がするから、いつもそうする。
待っている間、三丁目の夕日傑作選と、
少年ジャンプのジャガーさんを読む。
三丁目の夕日は初めて読んだんだけど、
何回も、うるっときて、ちょっと鼻がぐすぐすした。
ジャガーさんの作者うすた京介は相変わらず天才的な
仕事ぶりを発揮していて、感銘を受けた。あーかっこいい。
そのあとマグロをたらふく食べたいという母親のリクエストで
スシローに行く。回転寿司屋って居心地が悪い。
常に寿司がぐるぐる回っているという不可思議な世界だからだろうか。
いつもそわそわしているし、寿司を食べているのに、
寿司を味わっているという気がしない。
子供の頃は寿司が回ってる感じが妙で楽しかったのだけど、
大人になってからはなんかしょうもない感じがして、
心が貧しくなるということに気がつく。
でも時々無性に行きたくなる。
時々無性にマックを食べたくなるのと似ているかも。
ジャンクぶりが、ある意味とてつもなく人間的でもある。
お昼からBちゃんに会う。
Bちゃんとバイト先の喫茶店に行って、
店長を交えながら話をした。
Bちゃんとは真剣にスピリチュアルトークを繰り広げる事の出来る
数少ない友達で、普段滅多に会わないけれど、
時々「会わなくては」と思うときがあり、
たまに話をして色々と情報交換をする。
最近妙な人達が集まってきている。
そもそも、もともと周りに居た人達なのだけど、
現実の意識上に現れてきたというかんじ。
意識しているか、してないかは、結構大きいことのような気がする。
Bちゃんと別れて、髪を切り行く。
友達に薦められてはじめて行ったのだけど、
なかなかいいお店だった。店内も落ち着けるし、
髪を切る手際もよく、出来上がりも素晴らしく気に入った。
しばらくはそこのお店で切ることにする。
夜はSくんともつ鍋屋に行った。
正月テレビで紹介されていて、旨そうだったので、
いつか行きたいと思っていたお店だ。
確かに旨かったけれど、なにか欠けているような気がした。
それがなんなのかいまいち解らないのだけど。
そういうお店ってのは往々にしてある気がする。
その後にミタスの湯に行って、
(Sくんは本日二回目の入浴になってしまい申し訳なかった)
アジトに戻ると、入り口がいつになく明るくて、
アジトの住居人Cさんとその友達が、
鹿肉と猪肉を焼いて一杯やろうとしているところだった。
「あとで是非ご一緒にどうぞ〜」なんて声をかけてくれて、
まるで沖縄旅行したときに泊まったゲストハウスみたいなノリで、
なんだかとても良かった。
そしたら、Bちゃんとその彼氏もアジトに帰ってきて、
合計6人で肉と酒を囲って自然と宴のようになって、
とてもいい夜を過ごした。
楽しくて、私もついついお酒が進んでしまい、
気付けば夜中の3時半でヘロヘロになって寝た。
やっぱりこういう夜がたまにあるといいと思った。
わざわざ旅に出なくても、地元でもちゃんとそういう夜は
過ごせるんだと思って、安心というか、発見というか、
とにかくいい気分だった。
21日(水曜日)
とてもいい天気。
風は強いけど乾燥していて気持ちがいい。
車でうまいもん広場の裏にある、幸丸という、
天ぷらや魚料理を出してくれるお店に行く。
店内はこじんまりとしていて、店主の威勢のいい声が響いてきて、
初夏の陽気と絶妙にマッチしていてさわやかな空気。
すすぎの塩焼きと天ぷらの定食を頼む。
なにもかもおいしくて正しい食事をしている気がして、
日本人でよかったなーなんて思ったりした。
その後はバローで買い物。
シークワァサーの木の苗を探したのだけど、
みかんの木の苗さえ置いてなかった。
苗は諦めてスーパーに行ってシークワァサー酒を買った。
マコンデ美術館へ。
私はマコンデは二回目。
改めて命のカタチを見事に視覚化している彫刻群をみて、
ぐっとなる。
私達の原点。溢れ出るエネルギー。なめらかな曲線。絡み合う命。
美しいというか、もはや神秘だし、壮大だと思った。
あの感覚をいつも心の片隅に置いておきたいと切に思う。
そのあと、賓日館へ。
大広間でごろりと横になり、さわやかな初夏の風と、
どこまでも青い空と、庭の緑と、鳥のさえずりと、
二見の海の音を、体験した。
世界はなにもかもが順調で、どこにも問題なんて見当たらない気がした。
事実、不都合なことが起きる要因はどこにもなかった。
人が怪我をしたり、病気をしたり、死んだりすることは、
人間が生きていれば当たり前の事で、
そのような当たり前の事を気に病んで、
この世の不幸の全てを背負ってた顔をして
生きるなんて間違ってることのように思う。
そんなことよりも、せっかく生きているのだから
ただ集中したらいいと思う。
この世にある素晴らしい事そのなにもかもに。
結局のところ、私はそのような人種なのだとおもった。
賓日館を出て、アジトに戻って昼寝をした。
おでこと、首と、背中あたりに少し汗をかいて、
汗をかいたところに空気が触れると冷たくて、
風邪をひきそうだと思ったけれど、汗は拭かずにそのままにした。
夜、暗くなったらSくんが戻ってきて、
焼きとりハウスにご飯を食べにいった。
数日前から沖縄そば泡盛のシークワァーサー割を
ずっと食べたかったのだ。
焼き鳥と、さっぱりしたツマミみたいな鳥肉料理を頼んで食べた。
Sくんは相変わらずビールばかり飲んで嬉しそうにしていた。
朝起きたら雨が降っていた。
家に帰ったら、連絡ぐらい入れろと親に怒られた。
お兄ちゃんも「あいつはいい加減すぎる」と怒っていたらしい。
もう少し家族に心配をかけない為の配慮について
考えるべきだと思ったけれど、
どうもいちいち連絡するのは面倒でつい「まぁいいか」と思ってしまう。
そしてこのいい加減さは何となく治らないような気もしている。
思いがけず長い日記になってしまった。