愛がただよう

今日は、宇野千代岡本かの子の生き方について
淡々と思いを馳せていた。なぜか。
先人に学ぶことは多い。
 
夢とか目標とか、
そんなものは特になく、
今生きることに精一杯だ。
 
ただ私が感じていること、
見える世界を形にしなくてはならないな、
とは思っていて、
それは、どんな風に達成されるのかは、
よくわかっていない。
 
大人なんだから、
自分の見えてる世界に責任を持つべきで、
弱気になったり、周りの世界に流されている場合ではない。
 
普通になることに決めた高校生の私。
普通だけでは物足りなくなったフリーターの私。
色々な気持ちの流れにも、
全て意味があり、どこかに流れ着くための布石だったのだと、
毎度のこと、気持ちの節目に思い返す。
色々な人たちが通り過ぎてゆく。
濃くなって、薄くなって、また濃くなって。
存在で濃淡を残してゆく。
私はもう遠いところに居るし、
君ももうずいぶん遠い。
そんな風にして世界は次から次へと目まぐるしく変化してゆく。
本当に出会うために。
 
毎回毎回、今回こそが本当だと思い込むのに、
やっぱり本当ではない。
それは訪問者だったからだ。
私が発見したわけではない。
何かを発見して居てもたっても居られない衝動を
自分が見つけた時の喜びは、計り知れないものがある。
それこそ、色々なことが吹き飛ばされてしまう。
あの時、あの人はこんな気持ちだったんだなぁ、
と、やっと相手の気持ちを理解できるようになる。
たとえ一方的であっても、
その気持ちは自分という得体の知れない生き物をより深く知るための、
大きなチャンスなのだ。
 
君はどこにいるの?
というテーマの曲にやたら反応してしまうのは、
私もずっと誰かを探し続けているからなのだ。
 
自分に正直になればなるほど、
この世はおもしろい世界になる。