そういうふうにできている

なにがって、全て。
全てが、そういうふうにできているので、
もう、どうしようもないのだ。
私が私であること。
あなたがあなたであること。
繋がって、出会って、目と目があって、
何かを交換しあう。
そんな風にしか、私達は生きることができない。
もう、なるべく他人を気にしないで生きようと思う。
もっと、自分の内側から湧き起こるなにかに、
耳を傾けようと思う。
そして、それに素直になろうと思う。
妄想だろうがなんだろうが、
私にはそんな風にしか見えない。
他人の、その時のあいまいな気持ち、なんてものに
振り回されてたまるものか。
そんなものに頼ったら最後、馬鹿をみて、
ひとりで落ち込んで、誰かを恨むだけだ。
人を信じながら、信じていない。
人だって、自然なのだ。
自然は先が読めないのが当たり前だし、
どうなるかわからないのが普通だ。
だから、おもしろいのだ。
あんなにも愛していた人が、こんなにも無関心になり、
あんなにも憎しみを持って眺めた人が、
こんなにも近くなったり。
人生にも、つまり、人との繋がりにも、
無限の可能性が潜んでいて、
私達は、時々心の底から驚くのだ。
そして、神様の懐の深さと、残酷さに気が付くのだ。
私は何を知り、何を感じれば、
満足してもらえるのか、そればかりを考えている。