女子の憂鬱

次から次へと、
気が付くとぴたりと側に佇む虚無。そして虚無。
この虚無というやっかいな心象風景から
逃れるために、私はもがき続ける。
なんとか、違う方向に。
一度きりの人生を、できるだけ虚無に支配されないように。
私達は戦っている。
昨日紹介した、小山田咲子さんの文章には、
やはり多々似ている部分が見られる。
看護婦さんをとても尊敬してしまうところとか、
沖縄や、伝統芸能に関心を持っているところとか。
彼女の方が私よりも頭がいいし、ストイックだし、
知識も豊富だし、洗練された文章を書いているので、
とても勉強になる。
本当に惜しい人をなくしてる。
それから、添い寝のバイト。
私は、よしもとばななの本に出てくる、
添い寝の仕事にすごく関心があったのだけど、
実際彼女はその仕事をしたんだそうだ。
彼女は本当に愛に満ちた人だった。
そして若いのに、何もかもを知りすぎていた。
矢野顕子のライブに行きたいと、
ここのところよく思う。
矢野顕子の音楽が充満しているような、
家庭を作ってみたいと思う。
結局のところ、岡本その子の言う通り、
『愛よ、愛』
なのかも、
と、近頃おもう。
でも、彼女、自分を愛し過ぎて、
完全に育児放棄してたからね。
愛って、むずかしい。