できることをやる

神戸に出掛ける。
電車に乗る前に、こないだ眼鏡屋さんに教えてもらった、
駅近くの、『飯田水玉玩具店』に行く。
とてもセンスのよいものが取り揃えられていて、
ドキドキする。
欲しいものがたくさん。
また近々いこう。
電車に乗って2時間と弱、
大阪を通り過ぎて、三ノ宮の次の駅、
元町に到着。
初めて神戸に行ったのだけど、
なかなか住みやすそうな街だと思った。
東京、大阪ほどごみごみしていないし、
おしゃれなおじさん、おばさんカップルが多くて、
素敵な街だと思った。
村上春樹はたしか神戸出身だよなぁ、
とか思いながら、
中華街もあるし、横浜に似てるなぁ、
とか思いながら、さくさく街を歩く。
ネットで調べた地図を頼りに、
少し迷いながらもなんとかお店に到着。
フリピエ・ゾエトロープというヴィンテージショップ。
海外で買い付けてきたアイテム多数のお店です。
そのお店で開催されていた、FRANGER 展が今回のお目当て。
全てすばらしい洋服のリメイク仕事で、ワクワクした。
天才です。ポップで革新的。素晴らしい。
Tシャツ一枚7千円ぐらいするんだけど、
まだ一枚も買ってないです。いつか買いたい。
でも、今回はバックを買った。
アジアとヨーロッパが違和感なく融合してて、
超かっこいい。
いいなぁ、FRANGER。
IKEBANAのCD置いてあるかと思ったら、
まだ置いてなくて残念。はやく聴いてみたい。
このお店も近々いこう。東京より近いし。
姉妹店(というかもとのお店)の
spacemothにも行く。
これが迷った!お店の人に電話してなんとか到着。
こじんまりとしていて、
お店に4人もいたらギュウギュウなんだけど、
いい物がセレクトされていてよかった。
綺麗な色合いのセーターを買う。
夕方から友達の結婚式の2次会があったので、
急いで帰る。
今回電車の中で読んだ本は、
図書館で借りた『芸術の神様が降りてくる瞬間』
脳科学者の、茂木健一郎さんと、
町田康、金森穣、山下洋輔立川志の輔荒川修作
の様々な表現方法で活躍する、芸術家達との
対談を集めたものなんだけど、
すごくおもしろい。
まだ途中だけど、人の能力の発揮方法みたいなものが、
垣間見える。
特に印象に残ったのが、金森穣さんとの対談で、
『人はやりたいことをやるのではなくて、
できることをやるために生きている』という言葉である。
出来る事から確実に。
出来る事、出来そうな事を死ぬまでに全部やり尽くすのが、
命をまっとうするということなのかもしれない。
他にもたくさん、おもしろい言葉、ためになる言葉が盛りだくさんだった。
30分ほど遅刻して、ようやく友達の結婚式の2次会へ。
看護婦さんと消防士さんの結婚で、
ふたりとも人の命を救う仕事をしている人で、
ほんと、めちゃくちゃ尊敬します。
旦那さんを初めて見たけれど、すごく優しそうな、真面目そうな、
男前で、友達の事を本当に愛している様子で、安心した。
友達もウェディング姿がとても綺麗で、
なんだか感無量であった。
高校の同級生にも会う。
みんな変わっていないように見えるけれど、
中身は随分変っているんだろうなぁと、
目には見えない変化を想像した。
ビンゴで湯たんぽと加湿器が当たった。
司会進行の男の人ふたりが、素人には思えない、
抜群の盛り上げぶりですごく感動した。
今日一番感動した事はそれかもしれない。
素人力おそるべしである。
最後のサプライズに、新婦の妹が母親の手紙を、
新郎が新婦に手紙を読みあげていた。
本当にそれが良かった。
結婚式の2次会の締めの手紙は本当にいい。
大好きだ。
新郎なんて泣きながら手紙読んでいて、
ほんとにいい人である事を再確認した。
家に帰ると、すべらない話をやっていて、
小藪という、吉本新喜劇の最年少座長が出ていて、
最高におもしろかった。
彼には確実の笑いの神様が降りていました。
今、芸能人の中で一番好きかもしれない。
あの細長くて頭がきれる感じが、千葉の友達を思い出し、
久々に会いたくなる。
おもしろい事を次から次へと喋れるのは、
本当にうらやましい。
あたしも頑張ろう。(なにを)
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スペイスモス&フリピエ・ゾエトロープ
http://www.spacemoth.org/

芸術の神様が降りてくる瞬間

芸術の神様が降りてくる瞬間