天命反転住宅


『芸術の神様が降りてくる瞬間』を
読み終えたのだけど、対談相手の最後のふたり、
立川志の輔と、荒川修作の対談がとてもおもしろかった。
荒川修作という人は初めて知った。
最初、語り口が独特だし、明らかに強烈な世界を
持っている人で、少し苦手な感じだったのだけど、
読めば読むほど、とてもおもしろく、
言ってる事はぶっ飛んでいるのだけど、
イメージが共有できて、楽しかった。
あれぐらいダイナミックに世界を変えたいと願っている人は
なかなかいない気がする。
でも、とても未来的で、かつ
(私にとって)新しい刺激的なイメージに満ちていて、
読み終わった後、しばらく呆然としてしまうほどだった。
こんな仕事を思い切りできたら楽しいだろうなぁ、
と思ってネットをみたら、インターシップを募集していて、
「おおっ」と思ったら、応募条件が色々とあって、
私にはちょっと難しそうだった。
まぁ、ほんとにやりたいんだったら、
情熱でごり押し出来そうな感じだけど、
結局のところ、そこまででもない、ということである。
でも、ほんとうにすごい。
住宅の未来。
命の根本、そして本質を考えさせられる感じ。
未開の可能性とか。
私をがんじがらめにしていたものが、
どこかに吹き飛んでしまった感覚がして、
これだから芸術(と、荒川氏はカテゴライズしないけど)
と触れ合うことはやめられないと思った。
そして、人類はこれから
なぜか無意味に分類されてしまっている、
芸術、哲学、科学という世界から、
はみ出た、もしくは統合させた、
新しい領域をどんどん発見し、そして構築して、
より豊かに、進化をとげるのだろうと思った。
というよりも、やはり回帰に近いのかもしれない。
「遠い昔は未来によく似ている」
と、キセルも歌っているし。
ちなみに、この天命反転住宅は、三鷹にあるらしく、
住めるそうです。
風呂にもトイレにもドアがないらしい。
おもしろーい。
詳しくはコチラ↓
http://www.architectural-body.com/