なんだか気になる存在

笙野頼子さん。
うーん。
やっぱり気になってしまうんだよな。
よしもとばななと、ある意味
対極にいる作家だと勝手に思っているのだけども。
よしもとばなな氏は、
若い人たちが簡単に気持ち良くなれて、
群がりそうな世界や、
自分が愛されるツボを完全に把握しているので、
どんどんその線で突っ走って、
人生を明るく楽しくお洒落に愛に満ち溢れた人生を、
謳歌しているのだけども、
笙野頼子と言う人は、
引きこもって、喧嘩して、純文学にこだわって、
それはもう、頑なに何かを必死に守って、
汗まみれの埃まみれになって、
たったひとりで世界を開拓している人という感じ。
どっちも同じ女としてとても尊敬している。
ただ、合わないだろうな、
このふたり、と思う。
やはり、読もう。
笙野さんの本は難しいけれど、
興味のある世界だし。
ちなみに、ふたりの唯一の共通点は、
けして美人ではない、
という点である。
そして、笙野さんのキャラは、
私の中でナンシー関とだぶる。