ポップ教

カワイイ教に続き、ポップ教というのもいいなぁと。
人間の深海のように真っ暗で、
ドロドロした部分を感じ、気分がズーンと落ち込むほど、
カワイイとかポップに逃げたくなる。
逃避と言われようが、依存と言われようが、
知ったこっちゃない。
結局『人生は大袈裟なものじゃない』
という軽薄さが世界を救うのだ。
もちろん、そういうものにどっぷりと浸かれば浸かるほど、
飽きて、揺り戻しが来て、濃厚な世界に惹かれてしまうのだけど。
ということで、最近プリファブ・スプラウト
というバンドのCDを聴いている。
なにしろ帯に、
“音楽で世界を変えよう!音楽と愛についての考察”
なんて書いてあって、
驚くほどに、何の捻りもなく、ドストレート直球で攻めてくる、
その馬鹿正直さに、感銘を受けた。
アルバム名もそのまま、
『Let's Change The World with Music』
である。
なんでも、ビーチ・ボーイズのペットサウンズに憧れ、
スマイルを意識して創られているそうで、
歌詞はゴッドやらエンジェルやら、ラヴそしてラブ、
という単語で盛りだくさんで、
聴いていると脳内お花畑になる
素晴らしい一枚である。
そして改めてマイケル・ジャクソンは偉大だったと
つくづく思う。
ピュアすぎる人を見ると泣ける。
嘘とか裏切りとか打算とかが蔓延している
この薄汚い世界でよくぞ貫き通したと思う。
純粋すぎるがゆえに、
死にたくなるくらい傷つくこともあっただろう。
やはり心からの拍手を送りたくなる。
彼を見ると、みんな傷つくのが怖くて、
一人になるのが嫌で、ビクビクしてながら生きているのが、
よくわかる。
ああポップ最高!
↓コレ題名が『King of Rock'n'roll』という名曲。

踊るホットドッグ最高!

レッツ・チェンジ・ザ・ワールド・ウィズ・ミュージック

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38カラット・コレクション

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