ヒロシが買った真珠の巻

昨日はバイト先の忘年会でした。
それまで時間があったので、
図書館に行って、適当にさくらももこ
エッセイなどを読みました。
宝石に関する本だったのだけど、
なるほど、私の知らない魅力満載でした。
その中でも、やはり職業柄、真珠の話しに
注目したのですが、
そんなに大した事書いてなくて残念でした。
青春というものが、人間の人生において
一時期にしか訪れないものと捉えると、
私はもう、通過したかしらと、ふと思った。
随分たくさん考えて、深刻になって、
周りなんて全然見えなくて、無駄に焦っていたけれど、
そういう時期はそろそろ終盤というか、
終わりなのかもしれないと思うと、
寂しいやら、ほっとするやら、複雑な気がした。
ここのところ、前に比べて随分気持ちが楽なことに
気が付いたのだ。
それにしても、私はあんなに色々ともの考えていた、
というより、出口のない湧き出るエネルギーの処理に困り、
結局言葉を吐き出し続けるという行動に出ていたのだけど、
いったい何を考えていたのか、ちっとも覚えていない。
あの考え込む時代は意味があったのか、なかったのかさえも、
よく解らない様な感じで、だったらなかった方が
良かったかもしれないと思ったりするけれど、
そういう訳にはいかない、何かを抱えていたのだろうと、
自分なりに推測している。
別に状況が進歩したわけでも、
未来の展望が明るい訳でもないし、
不安はいつも抱えていて、毎日がふとしんどくなるのは、
全然変っていないけれど、
それでもニュートラルな自分に近づけてはいるような気が、
実感としてあって、それだけでも、気分は随分違うものだ。
日々の一瞬一瞬、私の意識にスルッと入ってきてくれて、
心を満たしてくれるものを、綴りたい。
ささやかでも、少しだけでも、満たしてくれたそれは、
きっと、神様からの贈り物だからだ。
全部大切にして、些細な事にも気が付いて、
毎日満たされていたいと、そう切実に思うからだ。
こんな能天気なことを言えるだけでも、
随分進歩しているのかもしれない。
女はリラックスして、日々大らかな気持ちで望み、
命を育む必要がある。
世界がどういう状況に陥ろうとも、
目には見えないバリアを張って、世界を守る。
そういう努力をする為に人は生きているんじゃなかと、
私は時々思う。
どうか、もっと大きくなって、でも、
ちゃんと目の前のささやかな問題にも気が付ける繊細さも
持ち合わせつつ、強く生きていきたいと願う。