不条理な世界

昨日は落語に行った。
すし久で毎月末日にやっている、
みそか寄席という落語イベント。
今回は2回目。
ずっと見てみたいなと思っていた、
桂米平という人がすし久にやってくるということで、
見に行った。
落語家はお坊さんぽい。
不真面目なお坊さん。
生きると死ぬの不条理を全部笑いに変換する魔術師。
やっぱり落語家って素晴らしい職業だと思う。
近頃、ブログに書きたいと思う事がめっきり減った。
無ければ書かなければいいことなんだけど、
不思議なもので無いという事を書きたくなる。
日々が楽しくないということでもなく、
むしろその反対なんだと思うのだけど、
書くほどのことでもないし、
というかどう書けばいいのかわからないので、
自分の中だけに閉じ込めている。
ツイッターをやりたいとは思わないし、
新しいことをしたいわけでもない。
ただ、波風が少なくて、凪いでいる。
(あ、今デジャヴした)
時々、こういう精神状態の時が来る。
大人になるってこういうことかなーと、
勝手に安心と不安が同じぐらいの量がやってくる。
安心したって、不安になったって、
何も変らない。
ただ永遠に流れているし、私はどこかに流されている。
そして、見る風景は違わない。
だから、私はじっと耳をそばだてて、
大きく目を見開いて、冷たい水の中にいるような気持ちで、
時が過ぎるのをただ見つめている。