波よせて

無理はしない。大袈裟なことはしない。
自分が出来る範囲のことを、
確実にこなしてゆくこと。
自分を潰さないように、甘やかせながら、
時々きちんと追い込んだりもする。 
世の中には波がある。うねりがある。
エネルギーが押し寄せてくる。
それをまともにくらったらひとたまりもないので、
流れを掴んで波に乗る。
自分の中から湧き起こるものもある。
外部の波と内部の波をうまく引き合わせられると、
気持ちがいい。
私が私である以上、悪い事は起こらない、
というような絶対的な自信。
なんの根拠もない、揺るぎない安心感。
ただ、全ての物事をじっと見つめようとするだけで、
私の中の何かがどんどん太くなっていく。
一瞬一瞬に対する誠実さと言うか、
切実ななにか、想いは、確実に自分に返ってくるのだ、
というようなことを想う。
そして、そのような想いは、
目に見える形となって、その人から滲み出る。
常に何かを滲み出している人になりたいとおもう。
常に得たいの知れない何かとなって、
時には人を脅かしてみたり、安心させたりしたいと思う。
そういう妙な影響を周囲に与え続けていって、
結果的にいろいろと良くなっていったらいいなぁ、と思う。