タテタカコ

ASA-CHANGの余韻がまだ冷めやらぬ本日、
タテタカコさんのライブに行ってきました。
実は私の中でASA-CHANGとタテさんは何となく繋がっているので、
因果めいたものを感じているのですが、
その辺の理由は後で書きたいと思います。
 
タテタカコさんのライブは松阪にある、
『はなうた』というご飯屋さんで行われました。
タテさんの前に、RAMOという親子バンドが演奏されてました。
ラモ君という自閉症の息子さんと、お父さんのバンドで、
正直なところ失礼ながら、大丈夫かな、という変な不安があったのですが、
めちゃめちゃ心に染みるとてもいい演奏でした。
多分それは、言葉がキレイ事の想像ではなくて、
本当の実感として、魂の部分から発せられる何かから
歌われているからかもしれないと思いました。
お洒落やファッションの一部分として作られる音楽とは、
全くの正反対にある次元の音楽ですが、
聴いてて、あれほど泣きそうになったライブは初めてのことでした。
親が子を思う気持ちが切実過ぎるほど切実で、
胸が苦しくなるほどですが、一人の子供として何か、
もっと安心して生きててもいいように思える、そんな音楽でした。
この想いを、本人達に伝えるのを忘れていたのが悔やまれます。
 
そしてタテさんが登場。
小さくてふわふわしていて、女か男か、子供か大人か、
よくわからない感じが、とても愛らしい方でした。
そしてトークと、ライブのギャップがまたたまらないのです。
一曲一曲、歌う直前にスイッチが入る感じとか、
終わったら、スイッチを切る感じとかが、
音楽に対するタテさんの姿勢と言うか誠実さが
表れていたように思います。
名曲の『宝石』も生で聴けて、感無量。
やっぱりタテさんは、私の中で、
奈良美智の描く女の子であったり、
よしもとばななの本の登場人物であったりして、
もっと、深い深い、それこそ遠い昔、縄文人あたりの、
原初のエネルギーを感じて、
その辺からまた私の中に広がる世界というか宇宙があって、
他の人はどういう風に感じるのかはわからないけれど、
とにかくすごい人だと思いました。
 
ちなみに、こないだ、
神社がある土地のエネルギーについて語っている人の話を聴いたのだけど、
沖縄にあるウタキを思い出しました。
ウタキは、本州における神社みたいなものなのだけど、
沖縄のウタキほど力強いエネルギーを感じるところはないです。
浄化なんて生優しいものではなく、
気を抜いたらコテンパンに打ちのめされそうで、
自然に恐怖を覚えるぐらいです。
自然というものは本来そういうものなんだと思います。
 
話は戻り、タテさんですが、
SOU-SOUとコラボしているようで、
かわいい靴下が売っていたので買いました。
次回タテさんがツアーを企画して三重に来る際は、
アジトでしてもらえるそんな気がします。
アジト×タテタカコは完璧だと思います。
あそこで『宝石』なんて歌われたらもう。。。(鳥肌)
とにかくタテさんが次に三重県に来るまでは、
死ねないなぁと思ったのでした。