キティちゃんサンダル×3

松阪にある『アオゾラカフェ』というお店に行ってきた。
私と同年代の姉妹が営むお店。
ご飯もおいしいし、お店のかんじもいい。
近所のおじさんがふらっとやってきて、
新聞読みながらランチしている。
どこか懐かしいお店の造りがいいのかもしれない。
伊勢よりも松阪の方が、お店を開きやすそうだと思った。
若い人が空いた店舗を利用して店を出しやすいように、
松阪市が少し援助もしてくれるらしい。
そんな風に若い人の有り余ったエネルギーが上手く回る、
環境というか、仕組みが伊勢にもあるといいのにと思う。
若者の過剰で純粋なエネルギーが、
田舎の変なオトナに利用されるパターンも多々みられて、
なんか、ぞっとすることがある。
そもそも、いいアイデアを持っている若い人がいないし、
上手く立ち回れない。それも才能なんだとすれば、
そういう才能を持っている人が居ないだけなんだろう。
 
ゲストハウスをすると意気込む人がいたけれど、
うーん、どうなんだろうか、という感じだ。
しかし、それを実行に移そうとする貴重な人材なので、
見守っていたいけれど、ゲストハウスをするにはなにか、
思想が偏りすぎている気がする。
しかし、人はどう化けるかわからないので、
まだまだなんとも言えない。
 
そもそも、地元を引っ張っていくような若者が
上手く育たないこの土地柄はなんだろうかと考えてみる。
ただ闇雲に「地元を盛り上げようぜ!」と意気込む若者は
たくさん居たし、いまだに居る気がするけれど、
気持ちだけが空回りしていて、内輪だけの盛り上がりになって、
実になっていかない。
どこの田舎もそんな感じなんだろうか。
 
ASA-CHANGのタブラボンゴナイトのオーガナイザーをしたけれど、
感想は様々だったし、多分、一部内容に付いていけない人達が
多かったと思うんだけど、それでも、
あの土地でやるべき事だったと思うし、
ああ言った内容のイベントのオーガナイザーになれて
光栄だったとも思っている。
あと、やっぱりまだまだマナーが良くない。
それでも、徐々に良くなってはきている。
ライブに来てくれるお客さんの質が上がったというのが大きいだろう。
私が真面目過ぎるのか、心が狭すぎるのかわからないけれど、
お金払って観にきといて、他の部屋から笑い声が聞こえるのは
ちゃんと聞いてる人にとっても、何かを伝えに来ている人にとっても、
やっぱり気分がよくない。
しかし、あの場所の造り自体がいい加減であるし、
それでよしとしてしまいがちな雰囲気をこれまで作ってきているので、
あの場でそれを払拭するのは難しいのかもしれない。
そもそも、戸をこまめに閉めればよいだけなのだけど。
より良い雰囲気作りもオーガナイザーの仕事の内なのかも。
 
本当は地元なんて関係なくて、「自分はこうしたい」
という強い意思があって、それにどれだけの人が賛同してくれるか、
という所だろう。
 
女の人のお店は本当にいいな、と思う。
変な計算がないのがいいのかもしれない。
「こういう場所を作りたいな」
という純粋な気持ち。
人はそれに寄ってくるんだと思う。
そういった流れも、大きな自然の一部分なのだ。
 
うん、ほんとに色々考える。
 
船江上社に行く。
新聞に睡蓮が見ごろと書いてあったのだ。
でも、あんまり咲いてませんでした。
代りにお稲荷さん。顔怖い。

異境への道。

沼に沈む鳥居。

モネに捧ぐ。

小さい時、家の近所にこういう場所があったら、
ドキドキするだろうな。
夏だし。ムシムシするし。なんかムードあった。
セミの声とか聞こえたらまたいいんだろうな。
 
あ、ちなみに今日のタイトルは、
近所のコンビニで見た男子中学生か高校生3人組の足元が、
キティちゃんサンダルだったので。
そう言えば、そういうのが当たり前の町なんだよな。ここ。