たなぼた人生

火曜日は小沢健二のライブでした。
オザケンのライブを観る前に、
せっかく久しぶりに京都に行くということで、
京都の気になるスポットに色々連れて行ってもらった。
ラーメンとかカフェとか本屋とか。
京都はなんか色々濃くていいなーと思った。
みんな自分の趣味の良さを主張しあってる感じで、
そういう人達が集まってくる処なんだろう。ある意味。
京都をまわりながら、東京のことを考えていたんだけど、
自分がオススメできるところなんかあるだろうか?
と、思ったら、特にこれといって思い浮かばなかったのが、
残念であった。
神保町の純喫茶巡りぐらしとけばよかったなぁ。
なんて、変な後悔が出てきて、無駄だなぁ、
と思ったり。
 
オザケンのライブは、そもそも、
「行きたくて行きたくてしかたがねーよ!」
と、発狂するほど行きたいライブでもなく、
チケット余ったから行かない?というたなぼた的流れから、
行くことになったので、「いいの?ラッキー!」
という、自分の幸運さに酔いしれた感が強い。
そんな気持ちでオザケンのライブを観てると、
40代になっても甘ったるい音楽を歌い続けて
大勢の人たちを魅了するオザケンに感謝したくなった。
ライブも中盤に差しかかり、『今夜はブギーバッグ』のイントロが。
それだけで、もう私的には大満足だったのだけど、
なんと、スチャダラパーが登場!!
今まであんなにテンションあがったことないよ!というぐらい、
飛び上がり、変な声が出て、鳥肌がたった!
神様の存在を体の芯から信じた瞬間。なんとなく。
さいっこうでしたわ。まじで。
あの会場にどれだけ大阪のスチャダラの20周年イベントに
参加した人がいたか知らないけれど、
あの布石を体験してからの、
オザケンとスチャダラの『今夜はブギーバッグ』を聴けた喜びは、
計り知れないものがあった。
あーもう、ホントよかったねー、と手を取り合って
喜び合いたいかんじ。
 
オザケンの噂の朗読や、新曲、昔の曲、
全部ひっくるめて、オザケンワールドが全開で、
オザケンエネルギーとでも呼ぼうか、そういうものを、
肌身で感じる事が出来て貴重な時間だったなーと思った。
とにかく、オザケン宇宙はまだまだ健在であった。
彼が観ている宇宙にこんなにもたくさんの人達が感動して、
共感して、もっともっと、と求められている。
これからも彼が受信するたくさんの世界を見せてもらいたいと思った。
だって旅はまだまだこれからも続くのだから。
『ぼくらが旅に出る理由』