育児

相田みつを的な?はたまた、夜回り先生的な?
そんな地元某塾に取材に行きました。
 
うへー、
 
となる。
「やっぱこの仕事向いてないなー」
「あーなんでここに居るんだろう私」
とモチベーションの下がる気持ちを抑えながら、
ぼんやりと子供たちの授業風景をながめる。
(そもそもお前に向いてる仕事ってなんだよ?
ていう悲しい疑問はさておき)
教育ってなんでしょうね。ほんとうに。
ぜんぜんわからない。
この子たちが将来どんな大人になるのかわからないけども、
確かに無限の可能性というやつを持っているのかもしれないけども、
キラキラした部分が強調されすぎていて、
それは、もはや一種の布教活動だ。
幸福実現党とやらと、
たいして変わらないんじゃないかと思ってしまったり。
いい人、いい人、いい人、
笑顔、笑顔、笑顔。
ああ、もう。。。
片一方でむくむくと膨らんでいく怪物がいる。
ヒステリックなまでに無視するから、隠そうとするから、
怒っているみたいだ。
 
育児うつで自殺したアナウンサーの記事をよむ。
子供を産み育てることには、
確かに闇の部分があって、
そういう諸々があって世界はバランスを保っている。
宇宙の法則。
光があれば闇がある。
女がいれば男がいる。
潮は満ちたり干いたりする。
君がケタケタと笑っているその時に、
どれだけの人が思い悩み苦しみ涙を流し死を考えているだろう。
なんてことは、誰も考えない。
私も考えない。
だって笑ってるのが悪いみたいじゃない。
悪くない。ぜんぜん悪くないよ。
君が悪いわけがない。
そういう世界なんだよ。
そういう風に神様が創ったんだよ。
何を選んで何を考えて何を産みだすかは、
全くの自由なんだよ。
安心して。
 
私は選び続けるのだろう。
大口開けて笑った瞬間に起きている、
世界のものごとを。
戦地で鳴り響く銃声や、
母親に愛されたくて仕方がない子供が泣く声や、
アルプスの氷が解ける音や、
フォークとナイフがぶつかる音や、
自分の部屋で掻き毟るように弾く男子中学生のギターの音や、
葉っぱが地面に落ちる音、
真っ暗闇の洞窟で水滴が落ちる音。
そういったことに気をとられて、
私の人生が終わることを願う。