引きこもり願望

誰にも会いたくないなー
と、ひさしぶりに考えてみたりした一日。
面白いこと思いつかないかなぁ、
と、考えたりもして、
面白いことを思いつくってどうやるんだろう、
と、考えたりもして、
忘れて、
思い出して、
そんな風にして時間は過ぎていった。
 
ひとりで無駄に豪華なディナーを外食してみたり。
ひとりも悪くない。
周囲の目線さえ気にしなければ。
 
全然興味のない人のライブにこれまたひとりで行く。
アコースティックギターのテクニックがすご過ぎて、
そしてメロディラインが気持ちよ過ぎて、
寝る。
半分寝てる状態で聴くのにちょうど良い音楽だった。
時間がどれだけ過ぎてるのかがよくわからなくなって、
お酒も飲んでないのに、お酒を飲んだような時間感覚に陥った。
NHKの番組やベネッセの教材で使われている音楽を作る人で、
ほんとにこの人は、すごい人のような気がした。
興味がないジャンルだけど、真っ当にすごい。
 
久しぶりに私のテーマがひとりだ。
雪山の山小屋にこもりたいというような事を発言する女の子が、
村上春樹の小説に出てきたけど、
今はちょうど激しくそんな気分。
 
もうつまらない事は、つまらないと認めることにしよう。
無理におもしろがる必要はないのだ。
無駄に愛をばら蒔かなくたって、世界はちゃんと回る。
ただ自分に正直に生きていくことにした。
と、言っても、私の人生の大部分はこれからもつまらないことに
絡め取られてゆくのだろう。
なんでだか。