自由の裏側にあるもの

私に途方も無い自由さがあるのは、
とんでもない不自由さがあるからだ。
 
私が実際に自由で好き勝手出来る状況だったら、
自由に憧れて自由を求めることは無いだろう。
「ああ、なんて不自由なんだ。窮屈なんだ。
どうして思い通りにならないのだろう私の人生は。」
と強く感じているから、自由な世界を自分でこしらえているだけだ。
そこにあるのはバランスである。
世界の均衡。
現実が厳しければ厳しいほど、その反動で、
求める自由な世界もどんどん研ぎすまされていく。
 
満たされないことがある。
 
満たされた瞬間、消えてゆくものがある。
だから常に何かを考え続けなくてはいけない。
  
この世はそういう仕組みなんだと私は思う。
 
夢をみた。
 
これは、睡眠をとるときにみる夢のはなし。
お母さんが出てきた。
お母さんは病気で、なんかブヨブヨになっていた。
ゴムまりみたいに、丸くなっていて、なんか人ではなくなっていた。
夢の中の私は気色が悪いとかいう感覚はなく、
とにかく可哀想だったので、とても優しい気持ちで、
ゴムまり状のお母さんを撫でて、いたわっていた。
そういう妙な夢。
ちなみに以前は、お母さんがしわしわにしぼんでしまう夢も見たことがある。
とにかく、私の夢の中でお母さんは、
シワシワになったりブヨブヨになったりする。
これは一体どういう深層心理を表しているのだろう。
ユング先生に相談したいところだ。