オリオンビール

水曜日、会社に行ったら新人さんがいた。
31歳既婚女子。スラリとスレンダーな美人、そして健康的な日焼け。
幸が薄くない木村多江だとおもった。
趣味はサーフィンだそうで、なんかサーフィンが趣味の人と縁がある。
職場のサーファーカメラマンと3人で話をしていたら、
「えりちゃんもサーフィンするしかないねー」
なんて話になり、黒くなるから嫌ですと、黒い人の横で、
無神経な発言をしていしまい、なんだか複雑な気持ちになる。
バレーといいサーフィンといい、
万が一、間違えて変にノリがいい人を演出して参加した場合、
死ぬほど後悔してる自分が目に浮かぶ。
 
コンビニにオリオンビールを買いに寄ったところ、
キティちゃんの500円くじをしていたのでやってみる。
青いスリッパが当たる。
ドラクエといい、ドラゴンボールといい、
コンビニのくじってなんかすごくやりたくなるのはどうしてだろう。
ところでビールはやっぱりオリオンビールが一番おいしい気がする。
最近コンビニで買えるようになってほんとにうれしい。
 
美内すずえの『ガラスの仮面』を買いに古本屋に行ったところ、
買いたい巻がなかったので、たまたま発見した、
大島弓子の『綿の国星』を買う。
これが大ヒット。
こういうふんわりした世界を味わうと、
なかなか抜け出せなくなる。
小学生の頃、大好きだった『みかん絵日記』という漫画があるのだけど、
あの漫画は大島弓子に影響受けていたのかもしれない、と思った。
人間やってるなら、死ぬまでに読むべき漫画はなんだろうか、
と、考えながら探しているのだけど、
やっぱり、美内すずえと、大島弓子、それから山岸凉子は外せないだろう、
という見解に至る。
 
最近、守られているとはどういうことかについて考えていた。
多分変な考え方をしないということだと思った。
変な考え方をしなければ、変なものは選ばないし、そもそも寄ってこない。
つまり守られている。
思い浮かぶこと、現実に起きること、見え続けることが、
混ざりあって、この世界は出来ている。
変な考え方をしてしまうのは、だいたい弱さからくる。
弱さはすぐに肥大する。
人には絶対に弱さはあるので、肥大させないように注意する必要がある。
それは、日頃の訓練であったり、何気ない日々の過ごし方によるのだろう。
そういう事に気がつくような、
気がつかなくても暗号のように紛れているような、
そんな文章が書きたいとおもった。