偶然はない

今日は地元のライブハウスに遠藤ミチロウが来ている。
ちょっと行きたい気がしたけれど、
サケロックのDVDを見始めてしまった。
遠藤ミチロウサケロック、変な選択だ。
 
サケロックの『ぐうせんのきろく』というDVDを見てると、
「これって偶然じゃないなー」という思いがわいてきた。
産まれる前から全部決まってるかんじがすごくする。
私は楽器が出来ないので、バンドとかも出来ないわけだけど、
バンドが結成するのって、ほとんど奇跡みたいな気がする。
ビートルズが結成したのも、多分偶然じゃない。
なぜか、そんなことを思わせるDVDだ。
音楽をやっている人たちは、そういう風に、
何かの力によって突き動かされて、
本人もよくわかってないうちに何かをしてしまっている、
という感じがして、そういうのがちょっとうらやましいと思った。
自由ってそういうことなんだと思う。
サケロックはおじさんになってもずっと活動を続けてほしい。
メンバー全員、すごくいいおじさんになるんだろうなぁ、と思う。
私もいいおばさんになりたいものだ。
私は同年代の人間として彼らをすごく誇りにおもう。
 
間違っている。と、星野源が言っていたのがすごく残った。
どんな人でも間違っている部分を持っていると。
だから人は続いているのだと。
私は軽はずみに完璧になりたいと思っていたんだけど、
よくよく考えると完璧ってどういう状態かわからない。
でも、なにか足りない部分を補いたいというか、
そういう感覚がすごくある。
それでも、自分の中に中途半端な部分や、間違っている部分を、
常に自分の中に認め続ける事の出来る、深さも必要なんだと思った。

本当に色々なタイミングで
色々な情報を私たちは受け取る。
そういったものも全て偶然ではなくて、
あらかじめ決まっている事なのだろうか。
 
人生の深遠さを感じる事の出来る物事は、
実は至る所仕掛けられている。