やらなきゃならないことは精一杯やるってこと

植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない」”を読む。
前回は植木等が父親のことを書いた本を読んだのだけど、
今回は戸井十月という方がインタビュアーとなり、
亡くなるほんとに一年ぐらい前に植木等にインタビューしてまとめた本だ。
人と人の不思議なつながりでこの本か出来上がっているという気がする。
 
どうして、今このタイミングで私は植木等と改めて遭遇し、
そして色々考えさせられているのか、
それと通づるなにかだ。
 
やっぱり私が憧れるのは、
肝心なところはいつもブレないことや、
周りに流されて冒険をしつつ、
きちんともとに戻ってくるようなところだろう。
何よりすごく真面目。
モテるけれど絶対に女房以外の女には手を出さない。
これって簡単そうに見えて、実はすごく難しいことなのではないかと思う。
 
そういう人として、男としての存在の美しさは、
昨今の世俗の恋愛事情、結婚事情なんかをみても際立つものを感じる。
 
もうこの世にいない人への憧憬はどんどん膨らむばかりだ。
人が生きたあとの形跡から、自分の生き方を模索する。
私は男ではないけれど、
男だったら植木等みたいな生き方、考え方を
すごく参考にすると思う。
 
王道ってこういうことだ、きっと。

植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」

植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」

てか、この本文庫で出てたのか。しまった。