愛が溢れる人

最近知った坂口恭平という人。
凄過ぎてこの人のことばかりを考えている。
愛が溢れる人とはこういう人のことを言うのだと思った。
芸術の源は愛なのだと実感する。
芸術とはそういうことなのだ。
本質を突き過ぎていて、
目眩がするほどだ。
私が死んだとして、神様にこう尋ねられたとする。
「あなたは今回の人生で誰に一番影響を受けましたか?」
私はこの人の名前を挙げる。
きっと、そうだ。
そのくらいに人間の要素を総括している。
私はこの時代に生きていてよかったと思えるほどだ。
彼の人生を生きながらに知ることが出来るからだ。
しかも文明の利器により毎日彼の貴重な言葉が発信される。
それは本当に凄いことなのではないかと思う。


愛はある日突然溢れ出す。
何かをきっかけにして、
または何の前触れもなく、
ぶわわわー、と出てくる。
包まれるのだ。
たったひとりきりの時に。
涙がでるほど愛おしい。
満たされてもうそれでいい、
という状態。
そういうことを思い出す。
ひとりきりで何かをするのだ。
全員がひとりを受止めて、
ひとりで行動する。
態度を決めて、示す。
そのような単純だけど力強い行動を、
やってみる。
やってみると、世界は少し動く。
その積み重ねだ。
その積み重ねで世界は変わっていく。
世界を少しずつ創ろう。
変えるのでもなく、壊すのでもなく、創る。
そのことの重要性を坂口氏は教えてくれる。
これからも追っていきたい。
世界はきっとさらに住み良いものになる。